ニューヨーカーに認められているラーメン店「博多一風堂」

[image via jamesjustin's flickr]

日本を本場としたラーメン店がアメリカに進出することなどもはや珍しいことではなく、レビューサイト「Yelp.com」でも
Ramenと検索すれば、数多くのラーメン店が検索結果として検出されます。その中でもアメリカでもグルメな
都市ニューヨークにある「博多一風堂」は他のラーメン店よりも群を抜いてレビューされており、９３０件以上に。

これはラーメン店だけでなく、ニューヨークにある他のレストランと比べても多い数となっています。

もちろん、その評価も高く平均で４つ星となっていることから、お店に訪れた人々を満足させるものと言えそうですが
実は日本以上の価格設定となっており、それぞれラーメンは１３～１４ドル。それでいてこの評価はラーメンと言う存在が
ニューヨーカーに間違いなく認められている、もしくはそれ以上のものになっていると言えるかも知れません。
[日本での価格はこちら]

こちらは、ニューヨークで同じくラーメンを売りにして二番目のレビュー数となる「せたが屋」の評価。「博多一風堂」と
比べるとやや評価が落ちています。

ただし、レビューにはラーメンばかりではなく、「博多一風堂」が出すサイドメニューの豚の角煮マンが評価対象と
なるケースも




[Yelp.com - Ippudo NY]のレビューを意訳。


David L.
ここに居座り続けることが証明となっているが、この「一風堂」がニューヨークという地域に密着したラーメン屋として
確立したのは疑いようがないし、これは偶然なものではない。塩気のあるスープに、厚くそして柔らかい豚肉、
そしてアルデンテな麺などがあり、このラーメンと言うものは間違い無く美味しいものとなっている。また、あまりにも
豚の角煮まんが美味しいので私たちはラーメンが来る前と来た後に注文をしてしまった。もはやこれはデザート。
私にとってはティラミスやクレームブリュレよりも良かったものと言えるものだった。サービスは申し分ない。
最後にこのご馳走があなたの嗜好の一部分として始まるだけでなく、お椀のスープが３６０°となっている。

ラーメンと言う名前となる全ての体験について全部言ってみた。これは神戸牛でもないし、フォアグラでもない。
またオイスター、そもそもクラムではない。そういった風に考え始めるとき、あなたはなぜ一時間も待ってしまったのか、
またヌードル系に大金を使ったのか問い始めるだろう。

ただ、なぜディナーを「一風堂」で取った理由について私はこうだからだと思っている。彼らの作りだすものは素晴らしく、
また、食べているときに社会的構造群に囲まれていることを忘れさせてくれるなど、やろうとしていることが的を得ている。

ラーメンとは何かしら美味いものに変わるが、他のどんなものよりもこだわろうとする。もしこの流行が何度も
起こるのであれば、ラーメンはより普及し、その存在が無くなってしまうことはないだろう。


mike G.
「Shiromaru Hakata Classic」ラーメンは豚の風味でかなり美味しいものだった。一番驚いたのがラーメンサラダ。
夏なら、冬のときラーメンを食べるのと同じぐらい良いものだよ。角煮マンやうな重、ローストポークか
スパイシーチキンなんかは強調したいところ。あと活気のあって笑顔のサービス・・・arigato gozaimasu!


[Ramen Noodle Salad  - 値段は１２ドル]

Carrie C.
美味しいんだけど高い。ヌードルなんかに一杯のラーメンで最低でも$１５なんてどうかと思う。誇大された広告や
雰囲気のために払うことになるでしょうね。待たされると聞いたけどお昼に来て、知らない人達と長いテーブルを
共有したけど、これは問題ない。ハンパじゃないほどに高いけどね。


Gloria C.
私はラーメンがすきなんだが、本当のラーメンとインスタントを食べてそのあまりにも違いに気付かされたんだ。

ここでのレビューは「この食べ物は驚くべきもの」や「素晴らしかったよ！」などがほとんどだが、残念な事に
この素晴らしい食べ物を試そうとはしないようだ。

角煮まん ： これに夢中なることなく、ここに来ることはないだろう。$8で２個は高いものだが、そうであっても
これが実に美味しいのだ。クリーミーなソースで甘さを抑えたこの豚肉が美味しく、温かくて素晴らしい。
食べた瞬間、舌の中で本当に溶けていく。

「Akamaru」ラーメン ： Ippudoで試してみるラーメン - 素晴らしいものだ。このスープはパーフェクト。立ち食い屋で
私が食べていたラーメンは塩気が強いものだったが、このラーメンは違う - 柔らかすぎず、硬すぎずない麺と共に、
薫り高いスープを味わうことになる。柔らかい豚肉が一片のみなのが残念なところだ。出来ればもっと多くあって
欲しいのだが・・・

「Aka Miso」ラーメン ： 私の友達がこれを頼んだ。同じようにグッドなものだった。フーム・・・味噌の素晴らしい香り、
実に美味しい。

それぞれのラーメンが１２から１４ドルにもなるので、ここのラーメンや食べ物は安くはない。しかし、グレイトなラーメンを
食べたいのであれば、ここはその価値がある場所なのだ。


Olivia R.
インスタントラーメン「Top Ramen」で育ったのなら、何でラーメンなんかに３５セント以上も払うのかと思うかもしれない。
長い行列を待つと言うことがあなたに、$１３の価値もあるラーメンのことを教えてくれるでしょうね。素晴らしいスープ、
出来立てのヌードルにうまい豚肉。もう「Top Ramen」には戻れないのは確実。自家製で、格式がある、そして美味しく、
一歩上を行くラーメンとはまさにこれのこと。


Bert N.
角煮マンと「Akamaru」ラーメンを頼んだ。豚のバラ肉がとても柔らかく美味しい。スープは私が食べたものとして
ベストな一つだ。麺はとてもユニークなものとなっているが、それを意識させることはなかった。私が行ったものとしては
最も時代の先端を行ったラーメン店。行列を待つことが出来るのなら私はここをオススメする。


Arielle W.
順番を待ち、自分が食べたなかで一番のラーメンを口の出来たのは幸運なことだった。この真冬の夜、
最高な場所にたどり着き、ラーメンを音を立てながら食べた後にしっかりと満腹に。このディナーがバースデーディナー
として、付け合せや全てのラーメンメニューを試すつもりだったのだが。

まあ、一言でいえば満足なものだったよ。


Michael M.
「Kogashi Miso」ラーメンがメニューとして戻ってくるまで、一風堂にボイコットだ。俺の事を支持してくれ。
悲しいことなんだが、ニューヨークじゃどこであってもこのラーメンを食べることはできないんだ。
一番の「Kogashi Miso」を食べるためには東京にまで飛ぶ必要があるんだよ。


Anita J.
ラーメンは好きだったけど、大好きとは決して考えなかった。これはアメリカの雑貨店で手にしていたパッケージ型
ラーメンのせいでしょうね。私の夫もラーメンが好きで彼にとっては気楽な食べ物。それでこのレビューで賞賛している
このお店へ行ってみるべきって考えたの。

レビューに沿うものだったし、悪名高い行列も事実だった。日曜日の夜に１時間半ぐらい待つって言うのは
ちょっと馬鹿げてるけど、席に座って準備が整うまでラッキーな事にお腹が空かなかった。

私たちが注文したのは

豚の角煮マン - オーマイガッ、あまりにも素晴らしい。いくらでも食べられるって他のレビュアーも言ってるけど、
ホントにそうだったの！二つで$8だけどこれなら高くないでしょうね。

「Akamaru Modern」ラーメン - ラーメンに味噌が合わさったもの。最高の一品！スープはリッチで麺はアルデンテ！
ラーメンの味にアクセントを付けてもらうことが出来るんだけど、次に機会には何かスパイシーなもの頼むつもり。（何もトッピングを加えないで$13。加えた場合は$2増しに）

グリーンティのアイスが２個(それぞれ$4)

抹茶のブリュレ - これもかなり良かった。グリーンティのアイスクリームが上に乗っかってるの。まあベストな
クリームブリュレでは無かったけど。（$7)

雰囲気：かなりファッション的で、騒々しい。話をしたいデートをする場所としては向いてない。

サービス：すぐに来てくれるし、親切。 -  従業員のみんなが来るとき出るときに挨拶してくれる。それと、
お皿をキッチンへと戻すとき大きめな声を掛けてくる。

休日の夜であっても食事の為に待つというのは楽しいものないし、ラーメンとして値段が高く、ここのレビュアーが
ニューヨークに値段が安いラーメンがあるからといった批判が私にあっても、きっと、また来るでしょうね。


Jang David K.
IPPUDO! IPPUDO! IPPUDO!
長い行列、暗く、ざわつく店内、そして高すぎるラーメン（俺の頼んだ$13のラーメンは間違いなく、$12.50の利益が
出てると俺は思うぜ・・・IPPUDOめ)。このスープのコストだって、数千人に向けて作るんだし、麺だって一人当たり
10セントだってことは俺もそうだし、みんなも知ってるだろ。

まあ、そうであっても俺のIppudoに対しての愛は変わらない。麺や野菜や豚のバラ肉と一緒に噛みながら、
胃袋へと流すことになる最高のスープに打ち負かされるなんて、経験をしたことがなかったからな。この店で出てくる、
豚のばら肉は自分が知ってる日本ラーメンの分野の中でもベストなもんだ。ジョークじゃない、こいつが舌の中で
溶けるんだ。バラ肉のようなチョコレートか何かって感じなんだよ。マジですごいんだよ。


Cynthia C.
ラーメンの大ファンなのだが、だからこそ、ここが過大評価されてるって思ってる。

良いところ：
豚肉の角煮は美味しい。Ippudo特製のスパイシーソースと柔らかい豚肉。

スープが残っているなら、$2で麺を補充出来る。

壁一面に赤いランタンと共にいろんなラーメンの容器がある。そんなキュートな装飾とともにナイスな座席の配置で
バーと言ったセッティング。

ラーメンのスープは美味しいでも脂っぽい。

親切なスタッフで素晴らしいサービス。

悪いところ：
一時間は座って待たせる。外の温度が４度から５度の中、１時間は待ってイライラを我慢することに。

ネバネバする麺（私はちぢれていて噛みごたえのある麺が好き）

硬めのゆで卵（良いラーメンの組み合わせには柔らかいゆで卵が必須）

ラーメンとして高すぎる。

日本やサンフランシスコのベイエリアにあったラーメンの方がいいね。みんなが言うように素晴らしいものではないけど
まあ、それでも良いものだけどね。


Constance C.
何かを言うほどの事ではないけど、入ったときに店員たちの挨拶や、リッチで香りの良いラーメンスープが好き。
それと豚の角煮まん！ふわふわな生地に柔らかく、クリスピーな豚肉のスライスの組み合わせがパーフェクトな
ものになってる。


kris h.
ラーメン天国に逝って俺は死んじゃったね。これは本気で豚のバラ肉ラーメンはスゴイ。みんなの動脈は
きっと感謝しないだろうが、舌は礼を言ってくれるだろう。このスープは忘れられないし、豊かで信じられないほどの
味わいだ。この煮込まれた豚肉は柔らかく、旨く、スッゴく風味が豊かなで、完璧とものと言えるね。Ippudoのサラダの
ドレッシングも大好きなんだよ。

混んでない時間帯でも、行列があるだろうね。フレンドリーで速い接客サービス。店内のデザインや装飾も結構好き。
良い雰囲気なんだよ。